魂の叫びのように

帰り派遣のNさんと一緒になってチンタラするなの1件を話した。彼女曰く、
「何か『置いてやっている』ていうんやったら、さっさと派遣切って欲しい、そしたら次探せるのに。今のように中途半端に残されている方が困る」と。
最早便間に合う時間に退社したが、結局1本やり過ごした。
最早次便1本で最寄駅まで帰った。そこから祖母の入院する病院へ向かった。
病室の祖母を見た瞬間に、祖母の状態がかなり悪い事を悟った。鼻に管が通され、心拍数や血圧を測定する機械から発せられる音が、まるで時限爆弾のように迫ってきた。

苦しそうに搾り出すように、鷲に向かって「元気でね」「(家族に対して)今まで有難う」の類の言葉をしきりに繰り返した。その途切れ途切れに口からこぼれる言葉一つ一つがとても重かった。祖母自身が自分がもう長くないということを自覚しているのだろうか、いたたまれなくなった。
あまり遅なったら明日に響くので、
「この後、お父さん来るからね。」と言い残して帰った。

今回の入院を当初は知らなんだ。祖母の部屋から一番近い所におっときながら、祖母がここまで衰弱しとう事を汲み取れなかった自分を恥じた。

こないだの高校同級生の集まりに来られなかったM君からメールが入った。
その後ジョイトイさんへメール返信したら、電話が掛かってきた。軽く明後日の件について打合せ。

小見出し、まさに「生きている内にこれだけは伝えておきたい」という気迫が凄かった。