日光やのに雨ばっかり

宿の朝食もこれまた丁寧に作られた手料理で美味しかった。
宿の駐車場でへ行くと前の道路の電線に猿がようけ登っとった。当たり前のように猿がうろついとる。まぁ、鷲の地元でいうとこのイノシシみたいなもんか。猿は目が合うと襲ってくるとは聞いとったけど、人馴れしとんか無関心やった。この季節やと言うのに涼しく、まるで北海道へ来たかのような錯覚に襲われる。

すごい霧の中東照宮へ向かう。大谷川が霧で見えん!早めやったら空いとうやろという予想は的中し、駐車場でええ位置に停められた。
工事中の部分を通って表門の前へ出た。去年ジョイトイさんと伊勢神宮行った時にも感じたけど、大木が立ち並ぶ姿というのは物凄い迫力がある。まだまだ観光には早い時間帯なのに人が結構おった。
表門から入り、三神庫や神厩舎を見て階段を上がると有名な陽明門に出る。拝殿やその周辺を見て回った。工事中の部分が多く、天気も雨とあってあまりいいタイミングではなかったかもしれん。

泣き竜は聞いてきた。面白いもんですなぁ。子供が面白がってパンパン手を叩いとった(あかんで)。
その後有名な眠り猫の下を通って奥宮へ。眠り猫言うけど、ほんまは寝てるんやないとは初めて知った。みんなそれが見たいが為に眠り猫渋滞しとった。そこから奥宮までは石段が延々続く。雨で石が濡れとって、足元が悪かった。でも苔で覆われた石垣や森を見とると落ち着くわ。
奥宮拝殿で宮司さんの説明を一通り聞いて一周した。戻ったらどんどん人が増えとって、うまい具合に渋滞に会わずに済んだ。流石に国宝・重要文化財なエリアとあって、自動販売機が周囲から浮かんように茶色に塗られとった。

戻ったら更に猫渋滞が酷くなっとった。
本地堂へ参って一通り回った。修学旅行生は時期的にあまり見かけなんだが、割と年配層と外国人が多かった。上新道を馬車が走っとった。その横を通って辿り着いたのは、日光東照宮宝物館。時間の都合上迷ったが、こんな遠方そうそう来られるとこやないし、入ることにした。
こっちはさほどメジャーでないのか人はまばらやった。徳川家康の愛用品を筆頭に江戸時代の歴史資料が見られる。保存状態は頗る良い。寄る選択は正しかったと思う。
成田INした外国人が来やすいのか、フランス人(言葉から推測)やスペイン人(持っとったガイドブックが『Japon』やった)がおった。何ともインターナショナルな。