鷲のウィークポイントの一つ

宿適当に荷物を降ろして部屋に上がって寛いだ。
夕食は手の込んだ料理。こじんまりした宿なんは、店の主人が手料理を出せる人数の関係なんやろね。そのおかげでとてもおいしい料理を満喫できた。お風呂から上がって部屋へ戻った。今日は一日早朝に千葉を発ってから移動しっぱなしやったから、みんなすぐに寝てもた。

鷲は入手したパンフレット類の整理をした後、本棚にあったマンガを適当に読むことにした。読み進めて何冊目かに金田一少年の事件簿に入った。事件名覚えてへんから検索しようとしたら、ものの見事に全部はねられた。
金田一少年金田一耕助の孫という設定やねんけど、横溝正史の遺族にちゃんと許可とったんか・・という問題は置いといて、ああ「雪影村殺人事件」やわ。
あらすじ(ネタばらしあり)は、ttp://malon.my.land.to/yukikage.htm を見てね。

高校生の癖にませすぎとか、東北やのに今井姓が多いという設定(『今井』姓は岐阜を筆頭に新潟・千葉以西兵庫以東に多い。鷲はもっと南方系な苗字かと思とった)とか、色々と突っ込みどころはあるものの、鷲の弱い所を付いている作品やなぁと思った。

短期間に自分が知っていた人や街がまるで別物に変わってまう寂しさ、二度と戻れない輝かしい過去・・・。金田一少年て孤立した立地でのおどろおどろしい殺人事件物が多いイメージがあったから、今回のようなちょっとノスタルジーを感じる作品は細かい部分を抜きにして、その独特の感情にはまりこんでしまう。
こういった感覚は自分しか分からんけど、例えば中学で「スタンド・バイ・ミー」を初めて見た時や、「プリティ・リーグ」での姉妹の再会の場面を見た時のようなそんな感触。って分かって貰えるやろか。
短期間に〜は震災後にリアルで体験したし、二度と〜も震災以降すっかり落ちぶれてしまった自分がそれ以前の自分に抱く郷愁が今も強いということ・・・。

暫く余韻に浸って高ぶった状態になり、なかなか寝付けられなんだ・・・と書きたいけど、疲れとったんかそれなりにすぐ寝られた。



というかね、この日の日記の更新に数ヶ月も要したってどうよ?気付けばブログ半年溜まっとうし。リンク元がどえらい事なっとうし。