長閑な本線ルート

加茂7:48 ⇒8:25伊賀上野8:30⇒8:47柘植8:57⇒ 亀山9:20(亀山行 キハ120×2)

加茂からは非電化。カラカラカラと音を立てる気動車に乗換る。
加茂を出発して程なくして突然架線がなくなる。ここから先は電車は走れない。
今までの風景とは打って変わり、山間を縫うように進む。程なくして川の反対側に大きな建物が現れた。廃墟マニアの中では有名な「笠置観光ホテル」である。この区間に乗るのは二回目だが、前回は高校の仲間で来とったのとまだ廃墟に目覚める前やった為見てなかったが、今回はじっくりと見た。

「へぇ〜これが笠置観光ホテルか」
一度じっくり見学してみたいが、神戸人故こんな所まで来てられまへん。というか勝手に入れまへん。

笠置駅は桜の名所とあってもう一面満開の桜。カメラを構えとう人が多かった。
まるで夢みたいなきれいな景色に感動する。駅から桜が見えるというより、桜の中に駅が浮かんどうイメージ。しかしこれ書いとんがもう6月・・・。はぁ。

伊賀上野にて長時間(5分やが)停車。
元最西端さんが爆睡しとったから大人しくホームにちらっと下りる程度にとどめる。
前回来たのはまだ近鉄伊賀線の時代。伊賀鉄道移管後は初めて。サインシステムが近鉄の茶褐色から紫に変わったぐらいで他は変わってなかった。一時この辺りは昼間は加茂・亀山系統と加茂・伊賀上野系統が走っとって、ここから加茂方は2本/時間やった。今はその区間便がなくなって、駅裏の工場を除けばどこまでも長閑な景色が広がっている。

新堂駅のすぐ傍にオークワが見えた。
とうに三重県には入っとったんやが、オークワを見て「ああ、三重県に入ったんやな」とひしひし感じた。オークワは和歌山・南大阪・三重に多いスーパー。だからその地域で住むには「オーカード」が必須なのれす。

柘植駅で10分の長時間停車。
2,3番のりばの汲み取り式トイレは閉鎖され、跨線橋渡った所に水洗トイレが出来とった。確か小3〜4、和2、洋1やったかと。なぜかメモり忘れとった。以前来た時は無人やったが、今回駅員がおった。柘植駅は自動券売機がなく、直接窓口購入する形をとっている。駅前に出てみた。特に何かあるという訳でもなくすぐに戻った。

ここから加太越えをする。最近使われてないのか中在家信号所は草生しとった。
関駅で急に開けて大分平地に出てきた感が湧いてくる。広大な鉄道施設が目に入ると、亀山駅のホームに滑り込んだ。