鷲は名門には程遠いが

あのねぇ、日記が溜まって溜まって何やかんやでもう一ヵ月分溜まってしもうたんよ。
しかも、この時メモ取ってなかったからもうね、適当な記憶を辿りながら更新しとるんやわ。
メモはないけど、『マイ・タイムカード』があるから、それを見ながら思い出して見ることにする。

マイ・タイムカードを見るからには、どうやら最寄駅通過時刻からすると普通で延々と通勤したっぽい。考えるだけでだるいわ。
会社内で兵庫県公立トップ6校の出身の人がおって、その人に「ああ、S谷君(某芸人の本名)の」というと、本名で言うてくるのがびっくりしたらしい。そのS谷君と同級生のその人が彼の高校時代を語ってくれた。昔から変わらんらしい。サッカー部やってんね。
その後逆に鷲の出身校聞かれた。彼女は、
「●○高校って名門よねぇ〜」と言うてやった。
彼女はその●○高校のOBの世界的超有名作家のファンらしく、憧れの目で見てくれているらしい。

しかしながら、鷲は高校の時に図書館の本を片っ端から見ふけっとったが、その超有名作家の本は一冊も読まなんだ。鷲の母校は基本的にOBが出した本は置いとった。当時から鷲はその作家の本を、『読んではならない』指定しとったん。というのも、彼以降の日本文学界は彼の影響下から逃れられんというのを聞いたことがあって、他人に影響されやすい鷲としては、要注意人物やった訳。実際その頃の鷲の日記は、その当時よう読んどった作家の文体のモロ真似事(パクリともいう)をしとった程やし。

進路に行き詰まっとった鷲は、図書館の先生から「エッセイストになったら?」と薦められたり、とかく物書きへの道を意識しとったし、彼の作品の引用をちょろっと見ただけで、「これはあかん、このセンスは超えられん」というオーラが強烈に感じられた。

そしてマイ・タイムカードを見る限り、この日から「遊遊帰宅」が加速している。主要駅の長時間停車や優等種別を利用した綱渡り帰宅。職場最寄駅から自宅最寄駅まで3駅途中下車しとるけど、最初に乗った列車と最後に乗った列車が同じという。要するに職場最寄駅からずっと乗りっぱなしでも同じ時間になる。

帰宅後に入浴、夕食。サンテレビの映画を見た。細かい記憶がありまへん。