祝園委員会(懐


駐車場を出て再び43号線を東に進んで武庫川ICから阪神高速に乗った。阪神高速がクレカ使えんことから話題は昨今のICと磁気式カードになった。そうこうしている間に阿波座の渋滞に巻き込まれた。そのまま東大阪線に乗って第二阪奈へ。この辺りは近鉄けいはんな線と一体構造になっていて、荒本〜吉田付近は何か外国な雰囲気がする。トンネルを抜けて奈良県に入った。谷から丘にかけて広がる宅地を進むと宝来IC終点に着いた。ここからは一般国道を走る。田園風景がまだまだ残る中、ロードサイド型店舗が連なる風景は最近の日本ではどこでも見られるが、近鉄路線網が密に張り巡らされていながら奈良盆地も例外ではない。秋瀬川を過ぎてから左折、平城京跡の横を通り、西大寺駅の東を掠めながら北進。平城駅横の踏切を渡って直進するとえらい細い道に入り込んだ。
「さすが奈良県」と十津川旅行の時の県道48号線を思い出しながら皮肉っていると、道がどんどん狭くなり秋篠寺前を通った辺りで道を間違えたのに気が付いてが、Uターンできなさそうなので一周回ってもとの踏切の所に出た。軌道修正をして暫く走るとニュータウンに入った。程なく京都府に入ったが、以前奈良交通のテリトリーなので県境越えの実感はない。この辺の場違いな箱物はどでかい。国会図書館私のしごと館とか、「なんぼほど金使たんや」いうんが多い。というかねぇ、
「誰がこんな辺鄙なとこまで来んねん。」
京阪神から遠く、さして需要のない物をさらに需要喚起できなさそうな場所に配置する。こんなんやから叩かれるねん。
無駄に立派な街を抜けて祝園駅に到着した。ちょっと見ん間に駅前にSCができていた。近鉄新祝園に寄って、JR祝園に寄った。簡易券売機2機、簡易型改札機1機、Jスルー専用改札機という簡易づくしの駅で、駅員さんに聞いたら案の定Jスルーカードの再発行はできないらしい。ここも京田辺〜木津間の工事で次来る時はまた違った風景になるのだろう。
小見出しは高校の時言っとった鷲のネタ。放送委員会をもじったんやが、懐かしい。