昨日の怒り収まらず

某店員氏の中では性行為など、ただの快楽・性的欲求の処理程度の認識だから人の気も知らないで、『減るもんやなし』と自分の快楽の為に嫌がる私を手篭めにしたのだ。女性と違って世間的にも法的にも男性の貞操に関する観念は相当低い。しかも、全国の警察の性犯罪の窓口というのは、『女性の係員が応対します。』と明らかに女性が被害者になるケースしか想定されていないし、世間的にも性犯罪の被害者になった男性というのは好奇な目にさらされる。言い出せないし、言った所でサポートなどないし、何重にもボロボロに人権を侵害されるのだ。店員氏自身が性行為に対しての抵抗が全くないからといって、相手の私まで同じその価値観を強要するのはおかしい。
店員氏に何度か可愛いとか好きとか言われた事があった。生まれてこの方人に好かれた経験がない私にとって自分を好いてくれる初めての人にすっかり舞い上がってしまって、つい冷静さを失ってしまっていた。相手が本当に私を好いているなら、本当に愛しているなら、こんな残酷な仕打ちはしないだろう。もし自分が同じ状況だったら・・・自分の最高に好みのタイプの人がいて、爆睡している、普段ガードが固く体を許してくれない相手が無防備な状態で寝ている・・・でも自分は手を出さない。相手を愛しているなら、本当に大切な人ならば、相手の気持ちを尊重してそんな卑怯なことはしない。相思相愛というのは中々難しいからといって、少なくとも手を伸ばせば届く極上の罠より、とても辛く険しい禁欲の道を選ぶべきである。私は2〜3年前に寝ても覚めても頭から離れない程の愛をとある人に抱いていたが、やがて自分の愛が相手を傷つけてしまうと思った私は身を引いたのだ。それ以来その人が住む街には近寄っていない。ずっと胸の奥底にしまい込んでいる。