痛勤すぎる

いつものように駅に行き、いつもの電車に乗った。そしていつものように西明石で新快速から乗換えた。
ここまでは至って普通の滑り出し。

西明石を出発する時に1番線に入線しとう列車が、なんか物凄い中途半端な所に止まっとったん。先頭から数両がホームに掛かった所で止まっとって、「ははぁ、これは何かあったな」と思いながら出発・・・したが、すぐにこっちも止まった。それもホームを離れて複々線が複線になっていく途中の部分。

緊急停止のアナウンスが入って、そこで長いこと完全停止。暫くして上り方向は動き始めた。どうやら大久保で人身事故があったらしい、それもよりによって西明石まで鷲が乗っとった新快速がその当該車両らしい。

暫くして、「動けるとこまで運行する」とアナウンスが入り、西明石−大久保間の窪地まで運転。今度はそこで長い間止まった。駅と駅の中間で身動きがとれん。ドアの側に立っとったから外の景色をぼんやり見て過ごす。こんなん不可抗力やし、どうもでけんわ。小学校がすぐ近くにあるからか、傘を差して登校する小学生が見える。雨がどんどん激しくなっていき、豪雨になった。それでも動かず。しかも今の職場になってからこんな派手な遅延に巻き込まれたことがなくて、職場の連絡先を知らなんだのよ。もうお手上げ。

数十分後ようやくチョロチョロ動いて大久保駅に到着。
人身事故の後処理が終わったとはいえ物々しい空気で、狭い下りホームは入場規制されとった為、それほどの人はおらなんだ。

新快速が事故の影響で故障したらしく、前が詰まっとって中々先へ進めなんだ。
魚住で新快速の運行を打ち切った旨のアナウンスが入った。徐行のまま魚住駅へ侵入。するとホームが新快速を下ろされた乗客で溢れかえっとった。そんな中ドアが開いた・・・。

え〜と、新快速が12両編成な。こっちはラッシュ時やのに4両編成で既に混み混み。しかも詰め込みの効くロングシートの通勤型車両でなく223系。その車両に12両分の乗客が一気になだれ込んだ。更に更に鷲が乗っとったんが先頭車両やから、それこそもうそれはそれは人大杉。ギャー、ムギュー。昔キャッツアイいう漫画で、袋に付いた紐を引っ張ると一気に膨らんで犯人を閉じ込めるという装置があったが、まさにあの紐を引っ張った状態。ありえん、こんなん。