映画の感想

エドtv(1999)」⇒マシュー・マコノヒー主演。
平凡な人間の生活を24時間生中継する番組に選ばれたビデオショップ店員のエド(マシュー)は、文字通り片時もカメラが付きまとう生活になってしまう。家族内の醜い争いや恋人とのやり取りも終始晒され、激しい嬌声や中傷の暮らしに、エドも周辺も疲れてきてしまう。当初消極的だったテレビ局側も視聴率が高く、もっと面白い展開にならないと視聴者離れが進むと色々と『演出』をやり始める。どんどんエスカレートしていく周囲にエドは番組を辞めると言い出すが聞き入れられない。そこでエドは逆襲にすることを決意する。

鷲は、1秒たりとも生中継されたない。スターをはじめ表立った活動をする人には何の憧れも抱かない。テレビという暴力を逆手に取った逆襲も痛快である。テレビという媒体がいかに容赦ないか、節操がないか分かる作品。


「ザ・クラウン 炎のリベンジャー(Der Clown 2005)」⇒スヴェン・マルティネク(Sven Martinek)主演。
任務中に仮面強盗団に恋人を殺され、リベンジを誓うマックス(スヴェン)。強盗団が見取り図を隠したショッピングモールに必ず取りに来る筈と、普段はモールの警備員をしてずっと見張っていた。いざという時は道化師のマスクを被った『クラウン』として活動していた。
テレビ局リポーターのリア(エヴァ・ハーバーマン)は取材中に強盗事件に巻き込まれ誘拐されてしまう。強盗団が動き出したことを察知したダブス(トーマス・アンツェンホーファー)はマックスにその事を告げに行く。4年間犯人を待ちつづけていたマックスは犯人を探す為に、取材中でカメラマンをしていた男から情報を聞き出し、犯人のアジトに乗り込む。

日本では殆ど放送されないドイツのアクション映画。通常ようやるアメリカ映画と違って、例えば出てくる車がベンツ・BMWVWばっかりとか、アウトバーンを超高速で走り抜けるカーアクションとか、どことなくドイツなかほり漂う作品。カーアクション有り、ヘリ上での格闘あり、その度に車やヘリが壊されるダブスが何となく哀れになった。
さておき、ネットで調べても余り情報がない・・というかドイツ語分からん・・・。エヴァ・ハーバーマンのオフィシャルサイトがあったから見てみたら、エヴァ自らが挨拶する動画と本サイトがドイツ語版と英語版用意されとって、さすが欧州と思った。欧州では大抵の人が3、4ヶ国語喋られるみたいやし。