誰もお前の話聞きたないわい

午後に車で出発して元町で降ろしてもうて散髪してきた。終わって連絡したらまだ元町におるらしい。急いで二人のおるケーキ屋へ行った。合流して鷲もケーキを頼んだ。落ち着いた店内では持ち帰りだけでなく、店内で食べるスペースがある。静かに雨がパラつく通りを見ながら食べとったら、若い子連れ女性が「今なー私神戸におんねんけどー」と携帯電話で喋りだした。狭い店内に響き渡る大声でずっと喋っとった。元町やのに神戸におるという表現をするから地元民ではないは明らか。どうせグルメ情報か何か見て来た余所者(喋り方聞く限り大阪人?)なんやろけど、ここは繁華街から一歩裏通りに入った閑静で港町神戸な一角にあり、落ち着いた内装に品のある客が訪れるという店。お上品にしろとは言わんが、せめて空気を読んで外で喋れと言いたい。普通の店でも店内で大声出されると迷惑やのに、小洒落た店やから余計に浮いていた。ああいう空気を読まん、周りの迷惑を全く考えん人間が長生きするんやろなと見とった。
帰り道南京町の所ようけ人おった。後で知ったが中秋節らしい。スーパー寄って買い物した。ここは結構ラテン系の人が来るが、今日はインド系とゲルマン系のおったがラテン系はおらなんだ。珍しいパターン。休み最終日の夕方とあって大混雑しとった。その割にレジのレーンが足りてなくて完全にレジの子テンパっとった。鷲等家族は気を利かせて、レジを待つ間に店内用カゴと精算済用カゴを運んだ。もう一件寄ってから帰った。家では母と姉が韓国ドラマをずっと見とって、鷲が「時間大丈夫なん?」と何度も言ったが流され。結局滅茶苦茶慌しい夕食になってしもた。口にまだ物が入ったまま出発して空港へ。姉の便が空港混雑のせいで延発になっとった。時間が空いてもたのでデッキで沖縄便と仙台便の離陸を見た。関空発着便も間近で見えるので、「こんな狭いとこに空港3つあって大丈夫か?」と思ってまう。姉と別れ帰ってきた。父は疲れたのですぐに寝た。