グモるな

何とか舞い込んできた仕事を隠蔽(ちょっと違 して抜け出した。大仏君は友達から招集がかかったらしく夜の街に消えていった。鷲はとりあえず帰ろうと電車に乗って、某ターミナル駅で乗換えて、SRS(Super Rapid Serviceの略な)に乗った。そしたら加島のカーブで急停車。動かなくなった。どうやら1本前の快速が立花でグモったらしい。何度も同じアナウンスを繰り返した後、歩く速さぐらいの徐行で尼着。ここで全く動かなくなってしまった。立花の人身事故で完全にストップしたらしくどうにもならん状況やった。どうしようか息苦しいし一旦降りよかとホームを見たら父がいた。父と合流。父も尼までなんとか来たものの途方にくれていたらしい。長いこと父は携帯電話でテレビ見たり、メールを送ったりして暇を潰していたが、一向に動かない。振替輸送のアナウンスが入ったはいいが、かなり遅い段階やったから「もうええわ」状態。結局1時間遅れで運転再開したものの、芦屋で接続する普通はおらず、そこでも待たされた。そこで父と別れて来た普通に乗って帰った。
翌日の新聞で見たがやはり自殺らしい。鷲は安っぽいありきたりな、「死ぬな。生きていれば必ずいいことがある」とかいうセリフは嫌いやからはっきり言わせて貰う。不謹慎やとか不適切とかいう文句はなしで。
「死にたいんやったら勝手に死ね。但し他人の迷惑を考えろ。鷲の貴重な休暇の一時間をお前のせいで失ったんや。特に鷲の帰り道の妨害は許さん。」
夜は眠気に襲われて早々に寝た。