寝坊で予定グダグダ

本来6:50から朝食を取って、有家行のバスに乗る予定やった。ところが、鷲が何度か細切れに目が覚めた時はまだまだ暗く、真夜中やとばかり思てまた寝てとしとった。そしてドアを叩く音が聞こえた。宿のおばさんやった。
「もう8時前ですよ。」えーーーーっ!「雪が降ってますよ。」外を見てみたら、雪が積もっとった。
慌てて身支度した。ただ、バスの本数がない為に島原行のバスに乗るしかなさそうやった。朝食を取ってから、宿のおばさんにバスの営業所まで送ってもうた。バスが来るまで雲仙温泉の湧き出している所を見に行くことにした。

雪が積もっとって寒い。湯気か雲か分からんが兎に角視界が悪い。それでも地中からゴボゴボ温泉が噴出す様は迫力があった。ぐるっと一周して営業所に戻った。島原半島遊湯券を購入。


雲仙島鉄営業所9:20⇒島原大手10:15 島鉄バス

長崎まで来て一面雪景色が見られるとは思いもしなかった。バスはゆっくり山を下る。すると途中で突然、「今までのは何やった」的に雪がなくなる。タイヤのチェーンを撤収し、バスは島原市街地へと入っていった。島原大手で下車。すぐそこに島原城が見える。そこまで歩いて行った。城の周りを見て回った。時間がおしてきたので島原駅へ向かった。
いよいよ雨が強なってきたので、あまり使いたなかったが折り畳み傘を出した。島原城の門を模した島原駅へと坂を下っていき、駅に到着した時にはもう加津佐行が入線しとった。急いで飛び乗った。
切符が雨に濡れてボロボロに破れてしまった。orz


島原10:48⇒加津佐12:01 普通加津佐行 キハ2509単行

さすがに年末の休みとあってか、“同業者”がよう乗っとった。とは言ってもまだまだ廃止まで期間があるからか、そんなにはおらなんだ。外国人旅行者も乗っとって驚いたが、島原外港で下りていった。普賢岳の噴火で長期不通を経て復旧した区間も、今年の3月を以って廃止となる。大変残念である。列車は海沿い
や田畑の中をまったりまったり進んだ。
悔しいことに昨日も大概やったが、今日は天気が悪くて窓が曇って外が見えにくい。ビデオを撮る度に窓を拭いた。終点の加津佐い着いたら、各人それぞれ列車や駅を撮影しとった。非常識な輩はおらず、殺伐とした空気はなかったので安心した。

加津佐駅
1面1線 の地平駅。側線がある。無人駅で改札はスルー、券売機もなし。
トイレ:駅舎内に 汲取り式 小3、和1(半穴式) 駅前の公園に 汲取り式 小2、和1(半穴式)

駅前の公園のトイレ調査をしてから、海岸まで出てみることにした。昨日からの悪天候で海は時化とった。しかし、こんな寒いにも関わらず、丁度ええ波が来とるからかサーファーが波に乗っとった。コンビニで昼食を調達して駅に戻った。そしてバス停へ移動。


加津佐駅前12:46⇒諫早駅前14:20 島鉄バス

乗り放題の券が島鉄バスにも使えるので、諫早までバスで抜けることにした。海岸に沿って進んどると、突然高い波がバスの窓にまで届いとった。車内で昼食を取った。昼食後はついついウトウトしかけたこともあったが、殆ど起きとった。バスは島鉄沿いを走り、やがて諫早市街地に入っていった。バスターミナルに着いて、諫早駅へ移動。

駅に入ると丁度ええ具合に長与周りの列車が入ってきたが、行先が喜々津になっている。「?」
アナウンスを聞いてびっくり。「線路内に車が落ちた」からだそうだ。仕方無しにかもめに乗ることにした。