映画の感想 ×２

「オールウェイズ（1989）」⇒リチャード・ドレイファス主演、スティーブン・スピルバーグ監督
あらすじ
森林火災消防隊のパイロットのピートはいつもアクロバットな飛行で恋人のドリンダ（ホリー・ハンター）に心配を掛けてばかりいた。とある夜激しく口論する二人に出動の要請が入る。何とか仲直りをして飛行機に乗り込むピート、彼にキスをして離れるドリンダ。ピートはドリンダに「愛しているよ」と言うがプロペラの音に掻き消されてしまう。仲間のアルの飛行機に火がついたのを助けた直後、ピートの飛行機は爆発して死んでしまう。
ピートは森の中でハップ（オードリー・ヘプバーン）に会う。
ふざけていつもはぐらかしてばかりいて、「愛しているよ」とちゃんと伝えられずに死んでもうたピート。アルの元に戻ったピートはドリンダと再会する。ドリンダにテッド（ブラッド・ジョンソン）が近づいていた。生きとう者には見えんがピートの言葉はインスピレーションという形で届く。必死に二人が恋人同士にならんように工作するピート。でもそれは彼女を自分との思い出に縛り付けて、お互いいつまでも苦しめることになっていた。

すぐ近くに恋人がいる。手の届きそうな距離・・・でも絶対に届かない。ちゃんと自分の想いを伝えられなかったことを悔やんでももう伝えられない。彼女は新しい生活があるのに、認められない自分。ピートのもどかしい想いがよう伝わってきた。辛いけども自分はもう死んだんだ。彼女もいつまでも自分との思い出ばかりに縛り付ける訳にはいかない、
「自分が自由になりたいのであれば、人にも自由を与えなければならない」というハップの台詞がしみる。
ラストシーンのピートとドリンダのシーンは涙を誘う。結末を本当は書きたいが、実際に見ないと感動は伝わらんと思うから書かんとく。実は、当初この映画を録画する予定ではなかったが、録画して正解やった。溜まったブログを後々更新しているが、書きながらも涙が出てくる。

「ブラッド・ワーク（2002）」⇒クリント・イーストウッド監督・主演。
テリー（クリント）はFBI捜査官。殺人現場に群がるリポーターの後ろに犯人を見つけて追い詰めるが後一歩という所で心臓発作を起こして逃がしてしまう。時は経って心臓移植で助かったテリーの元に、移植提供者の姉を名乗るグライシア（ワンダ・デ・ジーザス）が現れる。妹は殺された犯人を探して欲しいという依頼をされてテリーはこれを受ける。

イーストウッドの映画には外れがないと言われており、この映画も質が高い。推理サスペンス物なので多くは語らないでおくけど、期待を裏切らない映画であると思う。
関係ないけど、「ブラッド・ワーク」を調べようとして「ブラッドワート」と打ってしまい、われもこうの英語名がブラッドワートなんを知った。打ちまつがいやったけど勉強になったわ。へぇ〜。