「ダイハード4.0」試写会感想

ダイハード1〜3見たことある人なら分かると思うが、主人公ジョン・マクレーン(ブルース・ウィルス)は相変わらず冴えない、妻とは離婚、娘ルーシーにはマクレーンでなく妻の「ジェニロ」を名乗られる始末。そんな彼に悪運の始まりとも言える事件が絡みついてくる。
サイバーテロが発生し、ハッカーブラックリストに載っている者を全員しょっ引けという指令が来て、ジョンはその中の一人マット(ジャスティン・ロング)の家に行くが、謎の集団に突然襲われ家も爆破されてしまう。命からがら逃げ出したジョンとマットはテロリストと戦うことになる。

アクションものは数あれど、ここまでの不死身っぷりはもはや芸術かギャグの領域で、迫力も1〜3を上回り、会場中の観客が力入っとんのがよう分かった。アメリカ映画のアクション物は大体端からストーリー読めてて、結局主人公が勝ってめでたしめでたしやろっと思って見ていたが、これはストーリーよりもその度を越えまくったアクションと最後にジョンがとる意外な行動で良い意味で期待を裏切られた。
最後にジョンがテロの親玉に首を腕でグッと捕まれ、こめかみには銃が突きつけられている状態−アクション物のラストシーンにありがちな展開−からの脱出方法は見物だ。解説で浜村さんがおっしゃっていたが、鷲も驚いた。今までの常識を覆したというか、ジョンだから出来たというか。とにかく気になった方は劇場で見て下さい。人気シリーズ物とはいえ4作目だったらマンネリやろと思われるかもしれませんが、言い意味で期待裏切られます。