無性に悔しい

震災記事の整理しとったらこんな内容の記事が、

「とある夫婦が震災で自宅が全焼した為、近くの学校に避難していた。半年賃貸物件探したが見付からず、仮設住宅の抽選はことごとく外れた。ついに最終募集の当選発表前夜になり、夫が妻に『第二希望が当たる夢を見た』と言った。興奮で夫は眠れないようだった。朝、妻がを見に行くと正夢となっていて、午後に住民票を受取に行って教室に戻った。夫に声をかけたが返事がなく、疲れて寝ていると思った妻が気になってもう一度声をかけたが、既に呼吸が止まっていた。救急車が来るまで必死に蘇生を試みたが結局帰らぬ人となってしまった。心臓の持病が知らず知らず蓄積したストレスにやられたらしい。死亡時に居合わせた人がなかった為、司法解剖された。妻はわずか1時間の外出を悔やみ、『解剖だなんて・・・無性に悔しい』と涙を流していた。」

保存する記事選択するので読んでいたが、途中で鷲も辛くなってきて、『どんな慰めの言葉も上滑りしてしまう』記者の気持ちが痛い程伝わってきた。