引退決めた

朝、新しく営業になったHさんにシナ女が、鷲が2年間こつこつと作成してきたお客様のリスト表をプリントアウトして渡していた。午後自分のフォルダの中にあるその表を使おうとしたら印刷用に変えたのか、勝手に表が変形していた。普通人のフォルダ使うんやったら、勝手に改造したまま上書きせんやろ、断りもなくさも自分の物かのように改変してそのまま上書きってどんだけ厚かましいねや。
夕方そのリスト表のお客様について打合せ、一応『鷲が担当している』らしいので巻き込まれた。社長、M、シナ女、Yさんと途中営業から帰ってきたI(営業担当)で打合せしたのだが、社長の言うことは無限ループで鷲はリタリンを飲むことが出来ず、薄れ行く記憶と戦いながら参戦。シナ女社長にリスト表を見せた。
社長「ようまとめてくれたな。」←てっきりシナ女が作成したと思いこんでいる。
上司M「折角シナ女さんがこんな表作ってくれているのに・・・」←こいつは論外やから無視。
シナ女は、『私が作りました』とは言わなかったが、少なくとも『ひたち野さんが作った』とは一言も言わなかった。むしろ、勝手に『私の指示で(ここを強調)ひたち野さんが作った(ここは小さい声)』ことにしているし。

ちょっと待たんかいや。お前いつ鷲に指示出した?いつや?言え!鷲が自分の考えで一生懸命2年間こつこつ毎日毎日更新してきたリスト表をあんた最近まで存在すら知らなんだやんか。リスト表を知ってから勝手に流用してからに。鷲はお前の手柄や名誉の為に必死こいて頑張ってきたんやないぞ。ええ加減にさらせ。   と思うものの疲れ・眠気とそれを上回るあほらしいと思う気持ちで言うのは辞めておいた。どうせ言うても無駄やし。というのも、
2〜3時間位の打ち合わせ中シナ女は誉められ、鷲はことある毎にい悪い見本みたいにずっとずっと言われてええ加減ぶち切れてきた。この会社は鷲をバッシングすることに関して何ら罪悪感もないし、パワーハラスメントという概念が全くないからか、『悪かったことは全部ひたち野のせいにしておけ』的な流れになるように全体が動いている。

鷲かて人間や。血の通った人間や。あんたらから見たら無表情で何一つ苦労せずに育ったええとこのぼんぼんにしか見えんかもしれんが、ここに至るまで山有り谷有りで生きてきたんや。みんな鷲のことを打たれ強いやつやと思とるらしいが、感情のない人間なんておらん。鷲は必死に屈辱に耐えて、罵倒や暴力にもずっとずっと我慢して、いつか認められる日が来ると思て頑張ってきたんや。けどそれももう限界や。今日び辞職した後の事考えるとリスクの大きい事ぐらい鷲でも知っとう。そんな大きいリスクを背負ってでも辞職するいうんが、どれ程ことなんかお前ら分かっとんか。人の気も知らんで言いたい放題やる事に対して何も罪の意識を感じへんのか。ほんま心底最低な奴等やな。愛想つかしたわ。鷲の方から去ったるわい。けったくそ悪いわ。